桜、今年は天候に恵まれて長持ちですね。
昨日の夕方、取引先のご招待で、試写会に行ってきました。
6/20公開の「劔岳 点の記」
新田次郎原作、陸軍参謀本部陸地測量部による日本地図最後の空白地点
「劔岳」初登頂と測量を果たすべく奮闘する物語…。
これから公開なので、詳しい事は書けませんけれど、
地元で「死の山」と呼ばれる劔岳の厳しくも神々しい姿、
明治時代、まだ高度な登山装備もなく、粗末な装備と重い測量機材や
三角点用の石材を背負い、前人未到の山に挑む男達…。
その測量隊の足跡を忠実に再現(ロケ隊のCGに頼らない実写が凄い!)
された映像が、神々しいまでに美しいです…。
主人公の浅野忠信、ガイドに香川照之、宮崎あおい、役所広司さん等、
特に香川さんの朴訥なガイド役が、すごく良かった!
松田優作さんのご子息、松田龍平さんも出演されてます。
感想
決してCGを駆使した華やかな作品ではありません。
でも、極寒の3000メートル超えの劔岳・立山連峰各所で
208日間籠って撮影された映像は、必見です。
現場に立たなければ見られない荘厳な山々、雲海の向こうに沈む
夕日、立山連峰から見える富士山等、素晴らしい映像でした。
本日は、監督「木村大作氏」のスピーチもあり、帰りに握手して
頂きました。映画監督さんというと、近寄りがたいイメージですが、
皆さんに気さくに話しかけていらっしゃったので、びっくりです。
代表作は、「八甲田山」「復活の日」「居酒屋兆治」「華の乱」
「あ・うん」「憑神」等
久々に、実写の醍醐味を堪能できる映画でした。
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by keiyou-ai
| 2009-04-09 23:23
| 鑑賞徒然