夢の美術館
2005年 02月 11日
午前中、たまたまスイッチを入れたら、NHKで「夢の美術館」という番組を放送していました。「モナリザ」「ミロのビーナス」から始まって、ルーブル美術館所蔵の名作100点を紹介すると言うものです。そうなんです。この最初の「モナリザ」との出会いから全てが始まったんです、私が美術を学びたいと思ったのは…。
高校1〜2年の頃、美術部に所属していたのですが、只絵を描くのが好きと言う程度、デッサン等の基礎も習い始めたばかりで、いつも先輩達の絵に凄いなあと圧倒されていました。先輩達の受験が近づいていた頃だったと思います。久留米か博多だったと思うのですが、「モナリザ」やドラクロア、レンブラント等が来ると言うので、美術部の顧問の先生の引率で、はるばるバスに乗って見学に行きました。
ごった返す会場で出逢った一枚の絵、それが「モナリザ」。思ったより小振りの額に入ったその絵の前には黒山の人だかり…。長蛇の列に身をまかせて、やっと目の前に現われた「モナリザ」に、一瞬目は釘付け…。理由なんてありません。一目惚れ?かもしれません。とにかく、もう一度見たい!と、また長蛇の列にならんでしまいました。どうしたら、こんな絵が描けるんだろう?あの表情、あの布の質感は?
人込みに押されて、ゆっくり見る事もままならず、2〜3回並んだように思います。
その他にも、レンブラントやドラクロアの大作もあって、本物より生き生きとした人物や動物、本物と見まがう程の精緻な衣服の描写など、次々と目の前に展示された作品の数々に、只々圧倒されて…。茫然自失…。
山奥の田舎で暮す高校生には、教科書でしか見た事もない作品が目の前に在る。
その事が、物凄い感動でした。
鉛筆と水彩絵の具、クレヨンしか画材を知らない、まして、デッサンの仕方さえ見よう見まね程度なのに、突然、無謀にも美大に行きたいと思い込んでしまったのです。(爆)まったく若さと言うのは、恐れを知らないものですね。
思い起こせば、懐かしい思い出です。私にとって一枚の名画との出会いは、それこそ「夢美術館」への入口だったのかもしれません…。30数年を経ても、なかなか醒めない夢のなかに、まだ彷徨っているのかもしれません…。子育てを終えて、やっとまたその夢を、少しづつ現実の形に表現できたらと思い始めているこの頃…。
まだまだ、旅の途中です。
高校1〜2年の頃、美術部に所属していたのですが、只絵を描くのが好きと言う程度、デッサン等の基礎も習い始めたばかりで、いつも先輩達の絵に凄いなあと圧倒されていました。先輩達の受験が近づいていた頃だったと思います。久留米か博多だったと思うのですが、「モナリザ」やドラクロア、レンブラント等が来ると言うので、美術部の顧問の先生の引率で、はるばるバスに乗って見学に行きました。
ごった返す会場で出逢った一枚の絵、それが「モナリザ」。思ったより小振りの額に入ったその絵の前には黒山の人だかり…。長蛇の列に身をまかせて、やっと目の前に現われた「モナリザ」に、一瞬目は釘付け…。理由なんてありません。一目惚れ?かもしれません。とにかく、もう一度見たい!と、また長蛇の列にならんでしまいました。どうしたら、こんな絵が描けるんだろう?あの表情、あの布の質感は?
人込みに押されて、ゆっくり見る事もままならず、2〜3回並んだように思います。
その他にも、レンブラントやドラクロアの大作もあって、本物より生き生きとした人物や動物、本物と見まがう程の精緻な衣服の描写など、次々と目の前に展示された作品の数々に、只々圧倒されて…。茫然自失…。
山奥の田舎で暮す高校生には、教科書でしか見た事もない作品が目の前に在る。
その事が、物凄い感動でした。
鉛筆と水彩絵の具、クレヨンしか画材を知らない、まして、デッサンの仕方さえ見よう見まね程度なのに、突然、無謀にも美大に行きたいと思い込んでしまったのです。(爆)まったく若さと言うのは、恐れを知らないものですね。
思い起こせば、懐かしい思い出です。私にとって一枚の名画との出会いは、それこそ「夢美術館」への入口だったのかもしれません…。30数年を経ても、なかなか醒めない夢のなかに、まだ彷徨っているのかもしれません…。子育てを終えて、やっとまたその夢を、少しづつ現実の形に表現できたらと思い始めているこの頃…。
まだまだ、旅の途中です。
by keiyou-ai
| 2005-02-11 23:28
| 風の歌日記