日々の生活の中で、ふと聞こえる心のつぶやき日記


by keiyou-ai
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

<   2007年 12月 ( 2 )   > この月の画像一覧

心に響く歌

昨夜NHKのSONGSという番組を見た。
心に響く歌…特集。
いろいろな歌が披露されたけれど、さだまさしさん作曲の「窓」?
だったかなあ。いい歌だったなあ。

病気で入院しているベッドの上から見える窓の景色。
閉塞感や焦燥感、いろいろな気持が交錯している人と
それを励ます人の言葉を列ねたものだったけど、
押し付けない優しさがいい。寄り添う感じ…。

以前に叔父が入院していた病院で、ほんの些細な事が
ご縁で出逢った末期癌の患者さんを思い出した。
40代の男性だったけど、仕事の関係で偶然見つかった
遺跡に興味を持ち、詳細な記録をとって立派な本を出版されていた。
本当に立派な記録書でした。
その本を叔父から借りて読んだのがご縁…。

ほんの数分ばかり、本の感想を話しただけなのだけど、その方は
寝たきりに近い病状にも関わらず、優しい奥様に支えられて
身体を起こしベッドに正座をしてお礼を述べられた。
私は、ただただ恐縮してしまって言葉もかえせなかった。
込み上げて来る熱いものを止めるのに必死で…。

精いっぱいの想い、でも本当に気持が通ったと思った瞬間…。
嬉しかった。

その後、その方は、叔父からの知らせで一月後に亡くなったと
聞いたけれど、大切な一期一会の機会を与えられたようで、
今も忘れられない。
「窓」小さな窓から見える空に、かすかな希望を見ている人が
今この瞬間にも大勢いらっしゃるんだろうなあ。

あの時の病床のご主人と優しく寄り添う奥さまの姿が、歌の情景に
重なるような素敵な歌でした。
[PR]
by keiyou-ai | 2007-12-07 00:12 | 風の歌日記

「田園讃歌」

埼玉近美の25周年記念企画展「田園讃歌」を見てきました。

ミレー、モネをはじめ、ゴーギャン、ゴッホ、デュプレ、ピサロ、セザンヌ、ブラマンク等、農耕や農夫、積み藁のある風景をテーマとした作品が多数展示されています。近代の日本の作家の作品も…。浅井忠、和田英作、黒田清輝etc….
圧巻は、やはりモネの「ジヴェルニ−の積み藁ー夕日」でしょうか?
夕焼けを受けて、光り輝く積み藁、ただそれだけなのに何だか
収穫の神に祝福を受けて豊穣の恵みを受けているような気がします。
国内の作家の作品で好きな作品は、和田英作「渡頭の夕暮れ」
林倭衛「積藁」…。透明な空気感があって、柔らかい光や大気に
包み込まれるよう…。ホッ!

今は、地方でもあまり見かけなくなった積み藁のある風景…。
100年程前までは、世界中で見られた風景だったと思うのですけれど…。
何だか、懐かしい…。

「田園讃歌」というテーマ
でも、今何故?このテーマなのだろう…。
年々、都市化が進む埼玉、農地や緑地は確実に減少している…。
それでも、まだ都市部と農村部が混在している埼玉だから
もう一度、この環境を見直そうという事なのかしら?
そんなことを思いながら、カタログを読んで見た。
「自然や自然と共に生きる人々に対する畏敬と共感の念…」
という言葉が、心に残った…。

今、都市化の波に洗われて衰退の一途を辿る農業、環境汚染、温暖化…。
ダリの「マルドロールの歌」が最後に暗示的に展示されていたのが
気に係る…。「晩鐘」からイメージされた作品だそう…。

見終わって、ふと浮かんだのはこの企画展「田園讃歌」の最終章
の答は、これからの私達が考えて行くもの…なのではと。
「自然への畏敬の念」を持ちながら、共生して行くには…?
10年程前に、フォーラムのメンバーで環境調査をした事が
あったけど、不法投棄は後を立たず農地もどんどん宅地や
工業団地に変わっていた。ふ〜。最近は、環境系NPOや生産者の方々
の活動もあって少しづつ変化しているようですけれど。

作品を見ながら、ふと昔を思い出しました。
そういえば、田舎にいた頃、積み藁手伝ったっけなあ…。
脱穀する迄の間、田圃に積み上げておいて、脱穀した藁を
家畜用に納屋迄運んだりして…。お日さまの匂いがして温かかった。
悪戯して怒られると、藁の間に隠れて、いつのまにか寝込んでしまい
大騒ぎになった事も…。(笑)

いやはや、「田園讃歌」の作品達を鑑賞して、思わず幼い頃まで
タイムスリップしてしまいました。
でも、今日はいろいろ考えられて、充実した一日だったなあ…。
[PR]
by keiyou-ai | 2007-12-03 13:52