日々の生活の中で、ふと聞こえる心のつぶやき日記


by keiyou-ai
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昨日、コンサートの帰りオッと思う光景に出逢いました。

その男性は、モヒカン刈りのヘアスタイル、大柄で鋲打ちのジーンズの上下に革ブーツ、愛車もファッションに合わせて黒革鋲打ち仕様。強面で黒尽くめのファッションに、一瞬引きぎみになりました。

でも、この方の傍には優しげな女性が付添っています。愛車は電動車椅子、頚椎に損傷があるようで右手以外は全身不髄のようです。スーパーマン役の俳優さんと同じ症状みたい…。以前は、運転が得意だったのかしら?電動車椅子をとてもスムースに運転しています。電車に乗る時補助に付く駅員さんより機敏な動き…。きっと、事故等で後天的に酷いダメージを受けられたのでしょう。ファッションからすると、ヘビメタがお好きなよう…。

同じ車両に乗り込む迄、その様子を眼で追いながら席につきました。
人にはさまざまな試練が訪れますね。否応なく…。
先程の方が、どれほどの思いでここまで精神的に回復為さったのか、ご本人も生死を彷徨い、それ以上に苦しいリハビリと訓練を乗り越え 今があるのではと…。きっと、傍らにはあの優しい奥様?恋人?ご家族なのかは分かりませんが、暖かく見守る方々の支えがあったのではないでしょうか。

私、とても感動しました!「生きる事」は生易しい事ではありません。
それぞれに背負わなければならない重い荷物が、必ずいくつかやってきます。支え切れずに潰れる人もたくさんいます。 自分はどうなんだろう。若い時からどう言う訳かさまざまなものがぶつかって来たけど、何とか今迄生き残って来た…。きっと、これからもだろうなあ。

そういえば、つま恋コンサートでも歌われた吉田拓郎さんの歌に「今日迄そして明日から」というのがあります。今日見た光景から、何故かこの歌がふっと浮かんできました。 肩ひじ張らず無理をせず、変えられないものは自然体で受け入れる。
そこから何ができるのか、ひとつひとつまた石を積み上げれば良いのではないかと…。車椅子の方と同乗したご縁、過ぎ去る車窓の灯りを見ながら、ほんとのカッコ良さってこういう生き方じゃないのかしらって…。

とても良い出会いをさせて頂きました。
これから、歳を取るごとに、もっともっと生老病死の過酷な状況がやってくるでしょう。そんな時、自然体で受け入れつつ楽しく生きる、その為のノウハウを今は学ぶ時期かも…です。楽しみ、楽しみ!!
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by keiyou-ai | 2007-02-18 15:23 | 風の歌日記

東京クァルテット

疲れた時は、室内楽、それも弦楽四重奏が効く…。
どうしようか迷っていたのですが、急遽数日前にチケットを求め 紀尾井ホールへ出掛けて来ました。

音楽にも相性の善し悪しと言うのがありますね。
私の場合は、オーケストラは苦手、小編成の室内楽や声楽、ピアノやギターソロなど演奏者と対で向き合える演奏が好き…。 そういう演奏は、演奏者の力量がストレートに感じ取れるし、観客も 試されるような緊張感があるから…。

でも、東京クァルテットは、少し違うのです。
心身をゆったりと預けるだけで、穏やかな森にも浮遊する雲にも 月明かりを映す湖にも、嵐吹きすさぶ海辺にも、自然に誘ってくれるのです。
本日のプログラムは、べ−トーヴェン「ラズモフスキー第1番、第3番」
そして、武満徹「ア・ウェイ・ア・ローン」

武満の曲と「ラズモフスキー第3番」は、圧巻でした!
もうもう、凄い!ブラボー!!
円熟したハーモニー、緻密、繊細、大胆、そして余裕さえ感じる演奏…。
弾き始めの一音から、ぐっと引込まれる…。そして、ヴァイオリンもビオラもチェロも全てストラディバリ(日本財団からこのクァルテットに永久貸与されている)。この楽器の音は、モダン楽器とは明らかに違う…。 華やかさには少し欠けるけれど、渋く深く円熟した音色、芳醇な香が匂いたつ上品な天上界からの音色のよう…。本当に、是非多くの人に聴いて欲しいです。

武満の「ア・ウェイ・ア・ローン」は、荒野を旅する孤独な男が人生の流転の末、幾筋もの小川の水が長い旅路の後に大海に注ぎ込むように、月明かりのさす暗い海辺に辿り着き(人生の晩年に達した頃)、遥かな彼岸を見据え佇んでいるようなイメージでした。ゾクッとするような凄みと陰鬱ながらも穏やかな安堵感…。やっぱり、武満徹の作品は、魅力的…。 聴けば聴く程、この作曲家の魅力に惹き付けられます。深いです…。

このクァルテットだけは、来日毎に聴き続けて行きたいと思ってます。
う〜、心が満腹、良い一日でした。
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by keiyou-ai | 2007-02-18 15:15 | 鑑賞徒然

映画の話題VOL,2

「幸福の黄色いハンカチ」、米でリメーク 30年ぶり

2007年02月13日(asahicom)より引用
http://www.asahi.com/culture/movie/TKY200702130090.html


この映画、なぜか凄く好きなんですよね。
不器用な男女の愛の物語り…。(恋よりもっと深い愛…)
照れくさそうな健さんの表情が、無骨だけど純真でいいなあって。

もう一度、人を信じてみようと思う作品。
ま、映画ですから…。
こんな事、今を生きる人達には、古臭くて阿呆らしい事かもしれない…。信じたいけど信じられない…。信じてると思いながら振れるんですよね。
だから、お互いに傷つかないように程よい距離を保つ…。
みんな怖いのかも…。何だか、そのうち何が本当の事なのか見えなくなって行くんじゃないかなあ…。

でも、やっぱり健さんも千恵子さんも、ある意味古臭いけど素敵!!

実は、この「大切な人への無言のメッセージ」をテーマに、一昨年「幸せの黄色いハンカチ大作戦!」と銘打ったアートワークをやりました。
(入間市博物館にて、キッズアート)
日頃なかなか言えない大切な人への感謝の気持をメッセージにし、布に糸で縫い取ってクチナシの実で染めプレゼントする…。
意外とお父さんや子供達が、不器用ながら一生懸命取り組んでくれました。父子で、お母さんへプレゼントしたいと聞き、かなりジ~ン…ときてしまって…。う、嬉しい!!やって良かった!!
この様子は、NHKの一都六県という番組でも取り上げて頂きました。

そんなご縁で、今回のリメイク版ができるニュースは、とてもとても嬉しいです。時代の変遷の中で、財政破たんした炭坑街夕張を励ましたいという山田監督の言葉も嬉しいですね。山田監督のまなざしって宮本先生のまなざしににているような気がする…。

アメリカのリメイク版は、今年3月にクランクイン、来年春に公開予定だそうです。楽しみ!
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by keiyou-ai | 2007-02-15 02:12 | 風の歌日記

フラガール!

最近話題になっている「フラガール」
気になっていたので、思い切って見に行って来ました。
県内で今も単館営業している2館のうちの一つ「川越スカラ座」
シネコン全盛の現在でも、市民の映画館として営業を続けている心意気が嬉しい…。
しかし、残念ながらDVDの普及もあってか観客は少ない…。アットホームな街の映画館、優しい笑顔のオーナーさんがチケットをもぎってくれました。

予告編後、上映の始まった「フラガール」の映像は、一挙に昭和40年の常磐炭坑のぼた山の風景へと遡る。この風景は、どこかで見たことある…。そうだ、筑豊のぼた山…。4〜5才の頃、遠縁の叔母の法事の時、祖母と車から見た風景に重なる…。
昭和40年当時の私と同じくらいの少女達が主人公。時代の波に勝てず、ヤマは閉山目前…。そんな時代背景の中、炭鉱夫の娘さん達が、炭坑の2次産物の温泉を利用した「ハワイアンセンター」のダンサーとして成長して行く物語…。正直言って泣ける…。
泣けるからと言って、只のお涙ちょうだいの映画では無い。
「生きる」ことに必死だから、登場者達はたくましく強いし希望を重ねられる…。
だから、爽やかに泣ける…。私は、日頃あまり映画や演劇で泣く事はない。
純愛とか人間愛と言っても、空々しさが鼻に付くものが多いから…。

でも、フラガールは違った。 内容にもコピーにもまいった!
「みらいをあきらめない」「人生には降りられない舞台がある—。彼女達は、まちのため、家族のため、そして自分の人生のためにステージに立つ。」
実際にあった実話を元にしたものということもあるし、どこか自分の生い立ちに通じるものがあったからかもしれない…。 私も高校時代、美大に行きたいと言って大反対されバック一つで上京。 働きながら予備校に通い、なるべく自力でとアルバイトしながらの学生生活…。遠い昔の事だけど…。でも、若い時は夢も希望も持ち続ければ何とかなるもの…。今、振り返ってみてそう思います。
若い時のエネルギーは、ほんとに実現してしまえる程強力だと思うから、出し惜しみなんてもったいない…。 この映画では、生きる事に必死だった時代の現実が、地元の方言で見事に表現されています。若い人達にも是非見て欲しい…。

とは言うものの、多分子供達は「歳とったからって、自分の事は棚に挙げて…」と信用してくれないだろうなあ…。と言う訳で、自分にもノルマを与える事にしました。
おばさんでも、まだまだだよって証明しなくちゃなあ。
以前から取得したいと想っていた通産相の資格試験を受験する為、通信講座を受ける事に決めました。2次と面接迄残れる確率は30%くらいか…。
受験者そのものが実務経験3年以上と言う事もあり150名程度と少ないので、かなり狭き門のようです…。いい歳だから今さらと迷っていたのですが、必要なものだし頑張ってみようと…。 挫けそうになったら「フラガール」見て、元気をもらおう!!

「フラガール」まだ見て無い方、3月にはDVDも出るようですよ。
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by keiyou-ai | 2007-02-12 17:48 | 風の歌日記

万感の想い…

それは、七〜八年前、古くて小さなベビーピアノとの出会いから始まりました。
いつか、孫へのプレゼントにと思って買い求めたもの。

何時頃の物か分からなかったので、あちこちと仕事の合間に調べまわりました。その途中で出逢った方々のお話は、とても興味深く日本の楽器業界の歴史が少しづつ浮かび上がって来るようです。いろいろな本がでていますが、戦争を挟んでいるので、国産楽器についての資料や書類、古い楽器類も戦災で焼けたり散逸して、体系的なものはあっても詳細は不明な点が多いようです。

多くの楽器関係者は、皆さんご高齢になり黎明期を知る方がどんどん亡くなられて行きます。今、保存しなければ国産楽器のこまごまとした資料も散逸するのではと危惧しています。

そんな思いで、動き始めたのですが、限られた時間と私費取材はなかなかたいへんで、ここ2〜3年休んでいた所へ小さなニュースが飛び込んでました。

万感の想い…。また、心の中でピアノの音が鳴り響き始めたようです。
生き方に深く影響を与えた楽器達が、まだ役目を果たしていないでしょと
誘い掛けて来るようです。

楽器に関しては、まったくの素人、ただご縁があって始めた事ですが、
ピアノの音に魅せられた多くの職人さん達の壮絶な生き方に、深い感銘を受けました。コンサートで光り輝くように発せられるあの一音の為に 命を削った人達がいたと
いう事を知ったのは、自分の生き方の衿を正す 大きなきっかけになったと思います。

また、少しづつ音探しの旅がはじまりそうな予感…。
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by keiyou-ai | 2007-02-11 13:29 | 風の歌日記

NHK教育「日本を歩く」

昨日、NHK教育で「日本を歩く」と言うタイトルの番組をみた。

学生時代に民俗学の講議を受けた宮本常一先生のドキュメンタリー。
もう、亡くなられてから26年も経つそうだけど、当時、授業中に質問をした時の先生のまなざしが忘れられない…。

何を話したのかはよく覚えていないけれど、穏やかながら何とも言えない強いまなざしだった事を覚えている。今年生誕100周年を迎え、昨年あたりから改めていろいろな本が出版されている。私も、偶然立ち寄った本屋で著作を見つけ、懐かしさもあり買い求めた。 その本は、先生の生い立ちから民俗学者としての歩み、思想、晩年の様子までを紹介した本である。全国津々浦々を実際に足で歩き、名も無い大衆の生活を詳細な取材記録として遺された足跡を、レポートやエッセイの一部を紹介しながらまとめ上げられている。読後、あのまなざしの奥に潜んでいたものを、ほんの少し垣間見る事ができたような気がした。

テレビでは、ちょうど授業を受けていた頃の映像が流れ、ああ、あの「まなざし」だって…。当時の様子が、鮮明に記憶の中から浮かび上がって来た。
また、当時新潟の山古志村の村起こしに関わっていらっしゃった事を、この番組で初めて知った。地震から2年、山古志村では少しづつ復興が始まったが、復興に際しいろいろな模索が行なわれているようである。当時宮本先生の指導で村起こしに関わった方々の活動も紹介されていた。復興のひとつの試みとして、当時の関係者の方々が中心となり、NPOという形で復活されると聞き、現状の厳しさを乗り越え一歩を踏み出された事に、こちらも大きな勇気をもらう…。

宮本先生の「観光は、まず住んでいる住民が自分達の地域や文化を誇りにして、こんなに良い所だから、皆さん見に来て下さい。」と言える事だというのを聞いて、なるほどなあと…。そこに住む住民が自らの力で産業や文化を築き上げていく事が誇りになる…。 地域の活性化には長い時間がかかるし、その事が今後報われるかどうかも分からない…。ますます急激に変化して行く時代に、地域で自らの生活と地域文化を地道に築き上げて行く壮絶な取り組み…。1時代を担い年老いた方達の横顔を見ながら、それでもなお、自分達の地域をもう一度復活させようと立ち上がられた事に、強く心を動かされた…。
宮本先生のあの穏やかでありながら深く見通すようなまなざしは、名も無い大衆1人1人の生き方を真摯に尊厳を持って見つめる…、そのようなまなざしではなかったかと…。そんな気持がふと沸き上がって来た。

長年をかけて、庶民の生活に真摯に向かい合い、詳細な調査と記録を為さった宮本先生は、本当に凄い方だったんだなあ…と。授業を受けたのは、ほんの1年程だったけれど、地域活性化のスタッフとして関わって来たここ数年の思いに重なり、あのまなざしの意味を改めて考えさせられたように思う。
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by keiyou-ai | 2007-02-04 08:50 | 風の歌日記

国立新美術館

b0059686_02539.jpg先日オープンした国立新美術館に行って来ました。
第一印象は、すっきりシンプル!
そして、大きい、広い…、良いウオーキング場所…?(^^)

異彩を放つ曲線の窓から差し込む光が、刻々と館内の空気を変えて行く。館内は、かなり広い空間で、オープンして間も無いのに、ほとんど混雑を感じない。
1階で開催されている企画展を観るだけで、かなりの体力を消耗…。
展示作品は、500点位あるそうで、相当の質&量です。
2階の文化庁メディア芸術祭は、さすがに次回観る事にしました。

展示はすっきりとして、20世紀美術の流れが分りやすく展示されています…。天井も5メートルと高く、相当大きな作品でも空間の余裕を感じます。パネルでのルート誘導もスムースでほとんどストレスを感じない…。
こういうの結構好きかもです!

お気に入りは、3階の「アートライブラリー」
高価な美術書は、なかなか買えないけれど、ここには主要美術館の企画展カタログもあって、さまざまな情報を得る事ができそうです。

都内に仕事に出る時の休憩場所に、いちおしかな?(^^;)
1階カフェには、パンやケーキ・飲み物があり、まずまずの料金。
都心にしては、子供連れでも、そんなに負担を感じない料金のようです。
2階、3階の島のように突き出た空中レストランは、形状の物珍しさもあって結構人気のようです。
それと、木を敷き詰めたテラスや外周の通路が、ホッとできてお気に入り…。展示室の途中に有る屋外展示を観ながら休める休憩スペースも、ゆっくりできるのでお勧めです。

打合せや待ち合わせにもいいですね。
都内の再開発も進み、街がどんどん変わって来ているなあ…。
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by keiyou-ai | 2007-02-01 23:58 | 鑑賞徒然