日々の生活の中で、ふと聞こえる心のつぶやき日記


by keiyou-ai
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<   2006年 03月 ( 3 )   > この月の画像一覧

25日、松居さんのチェンバロリサイタルに出掛けてきました。
今回は、1999年、ジョエル・カッツマン製作の2段鍵盤のものと、2003年島口孝仁さん制作のイタリア式1段鍵盤の2台が使用されました。

チェンバロの優雅な音色は、モダン楽器の華やかさや力強さに比べると、まるで風の音や小川のせせらぎのように優しい音色で、いつもホッとした気持ちになります。
音量的には小さくても、繊細でさらさらと砂粒が転がったり、また風が木々の葉をさわさわと揺らす情景が浮かぶよう…、時には激しく波がうねるように優美で情熱的な音色にも聴こえます。チェンバロを含む古楽器は、人間の身の丈に合った楽器のように思います…。

1段の鍵盤の音色は、シンプルでストレート、音色には芯があり力強いような…。2段の方は、反響する部分が深く、まろやかな音色(薫り立つような)で、優雅で柔らかなイメージを持ちました。あとで調べたらチェンバロは、構造上運ぶのが容易では無く、(本体が装飾付きの箱に入っている。足は後でとりつけるのかしら?)当時、家具の一つだと考えられていたそうです。(だから、美しい装飾画が付いているんですね。)

松居さんのチェンバロ演奏は、初めてお聞きしたのですが、落ち着いた知的なイメージの演奏でした。2部最後のJ.S.バッハのパルティータ第2番が、変化に富んだ曲調と後半の高度なテクニックの演奏で記憶に残りました。

終演後、ご案内頂いたGさんとお話が出来ましたのと、旧知の知人が思いがけずお知り合いと分かり嬉しかったです。何だか世の中広いようで狭いものですね。
久し振りに、ゆったりと気持ちを預けられる素敵なリサイタルでした。
G様、ご案内ありがとうございました。
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by keiyou-ai | 2006-03-27 00:35 | 鑑賞徒然
今日は、友人からのご案内で「東京のオペラの森2006」の「オテロ」ゲネプロに行ってきました。友人が、このオペラの衣裳担当スタッフとして参加しているので、衣裳や演出、音楽など興味深く鑑賞してきました。
3月24日〜4月8日まで、今回は「ヴェルディとその時代」というテーマで開催予定だそうです。本番を控え、あまり詳しくはレポートできませんが、小澤さんの急病で心配されていたオケも、代役のフィリップ・オーギャン氏の指揮で、最初少し演奏が走っているような感じで戸惑いましたが、後半は舞台の流れともぴったりと合い、とてもまとまっていたように思います。演出は、クリスティーネ・ミーリッツという女性の演出家でしたが、かなり現代的な雰囲気です。装置は、最近の傾向なのかかなりシンプル。舞台中央に大きな可動式の小舞台とイス等のセットがある位ですが、紗幕の効果的な使用や照明とホリゾントの映像が、かなり色彩的にも現代的な使い方で刺激的です。最後は「えっ!」と驚く面白い演出でした。オテロを舞台そのもので埋葬して行くような…。(ま、まずい。これから先は、どうぞ本番をご覧下さい。)
友人が苦労していた大人数の早変りも、暗転からスポット照明へと変わる中でスムーズに行なわれ、ばっちり上手くいったようです。(これって本当に大変だと思います。)
今頃、また頑張って仮縫いしているんだろうなあ…。

前回見た別の公演のオーソドックスな「オテロ」に比べると、(黒・赤・白の基調色)で刺激的ではあるけれど、原作のギリシャ悲劇風の気品みたいなものはあまり感じませんでした。ウ〜ン、現代的と言う事は、ある意味かなり日常を感じさせて世俗的…。(元々、副官イヤーゴにそそのかされて、嫉妬に狂い最愛の妻を絞殺しちゃう悲しいお話ですから、寝室メインというのは分かるのですが…。ちょっと、おばさんとしてはひっかりを感じてしまいました。)オテロは、かなり野性的でイメージ通りですが、歌もワイルド…?デズデモーナは、凄く歌も演技も上手い方でした。「柳の歌」が、今迄に聞いたのとは随分違っていて「おっ!」でも、この方がただ美しいアリアというより、演技と歌で心情を表現するにはベターなのかなと聞き入ってしまいました。

本番、楽しみですが、ウ〜ン、懐寂しいしなあ。安い席でも18000円は切ない…。(正直、コンサートなら3〜4回行けちゃうお値段。でも、あれだけのスタッフが出演する事を考えると、致し方ないとも思うのですが…。)
それならば、リッカルド・ムーティの「レクイエム」か…。ふ〜、どちらにしても、庶民には高嶺の花ですねえ。オペラは、一年に1〜2回行けたら最高に幸せという感じですね。良い舞台を見たいと思ったら、なるべく情報収集しておかなきゃなあと思った次第です。今日は、良いリハを見せてもらえて、最高にラッキーでした。
Tさん、本番頑張ってね!
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by keiyou-ai | 2006-03-22 02:03 | 鑑賞徒然
いよいよ、大地の芸術祭が動き始めました。妻有は、まだ2〜3mの積雪があるそうですが、今年の第3回は、「大地の芸術祭」を地元の方達が中心となって、大地にしっかりと根を張るように、自立を目指す第一歩のトリエンナーレとなるようです。
連続して起きた様々な災害の爪痕、過疎化の進行、予算縮小の厳しい状況の中でも、アートは確実に地域に根付きつつ有ると実感した企画発表会でした。
何か分からないけれど、ここには大きなエネルギーが満ちていると感じます。

前回のトリエンナーレを見に行って、レポートをサイトに掲載したのがご縁で、この3年間、私の地元で北川フラムさんの講演会開催やアート関係のさまざまなセミナー、講演会、研究会に参加したり、又、実際に手探りでアートイベント企画を大型イベントの中で開催する等、その後の影響は、私にとってたいへん大きなものでした。
どうして、新潟妻有の地で芸術祭なのか?これだけ広い地域に点在する作品の意味するものは?等、当初は疑問ばかりでしたが、参加されたアーティストに御会いしてお話を聞いたり、北川氏の講演会を開催してその実体が徐々に見えてきました。
それは、過疎化の進む市町村の住民が、自分の故郷をもう一度しっかり見つめなおす事、アーティストの視点で見た自分達の祖先から受け継がれた時間や歴史を、作品の制作に参加しながら自ら感じ取って行く…。忘れかけた記憶を、我が手に取り戻すと言った方が良いのかもしれません。その間を取り持つ学生ボランティア「こへび隊」の存在、其のシステムやプロセスが、とても大切な事で凄いなあ!…と思います。

アートは、その地元住民の気付きの為の大きなきっかけになっている…。こういう形のアートのあり方もあるんだとショックでした。厳しい環境と状況ではありますが、自分のできる事で参加しながら、暑い熱いアートトリエンナーレを体験出来ればと思っています。
余談ですが、魚沼産コシヒカリ、やっぱり美味しい!!(冷めてもぱさつかずつやつや)。発表会後の妻有の食材で作られたお料理もとても美味しかったです。お酒もまろやかな甘口、ウ〜ン、美味!芸術祭の作品&温泉も含めこれからが、とても楽しみです!
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by keiyou-ai | 2006-03-21 02:27 | 風の歌日記