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日々の生活の中で、ふと聞こえる心のつぶやき日記


by keiyou-ai
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国際野外の表現展(東松山)

今日は、午後から東松山で開催されている国際野外の表現展に行ってきました。
先日のオープニングレセプションの時、夕方から参加した為作品を見学できなかったので…再チャレンジです。
比企丘陵にある東京電気大学鳩山キャンパスと東松山市千年谷公園を会場に、国内外の作家34名&1グループの作品が展示されています。年々海外から参加の作家が増えているようで、8カ国14名のアーティストが参加していました。
本日から、銀座のギャラリーアーティストスペースで、国際野外の表現展コンセプト小品展が開催されるとの事で、アーティストやスタッフには会えませんでしたが、ゆっくりと会場を回り作品を見る事ができました。
野外の表現展は、比企丘陵の豊かな緑の中で、自然と人間との共存をテーマとしているそうです。(以前からこの辺りの谷間には、不法投棄が絶えなかったらしい…。)
印象に残った作品は、谷垣内氏の「再生」鉄筋で作った植木鉢受けのような造型物を円形に配置し、上部に半円形のガーデニングに使うポットに土を入れ植物の種を発芽させた作品。キャンパス中庭の児玉氏の紙を丸めたように見えるステンレスの彫刻は、芝生の緑を映して美しく輝いています。森の中でリズミカルに立方体を組み合わせた石坂氏の作品は、何となくジャングルジム?みたいでよじ登って遊んでみたくなりました。
いつも、不思議な魅力の石田氏の「変容する皮膚」は、谷間の湿地に大地から突き出した巨大な指のよう…。毎回、いろいろと想像力を刺激される作品です。
後半は、次の予定があったので(飯能市W画廊のグループ展鑑賞)残念ながら見落とした作品もありましたが、年々、参加する作家さん達同士の国際交流も広がり、サポートする学生ボランティアの参加も増えているそうです。

野外展の作品は、広い会場内に点在して展示されていますので、全てをゆっくり鑑賞するには2〜3時間はかかりそうです。かなりの距離を歩きますので、歩き易い靴や飲み物、また湿地が多いので虫よけスプレーや長袖の衣服が良いと思いました。
また、会期中、9月24日、10月1日、10月8日の毎週土曜日には、作品説明をきけるアートガイドも行なわれています。東京電気大学本館前バス停、13:00集合
秋の一日、比企丘陵の森の中、ゆっくりとアート廻りも楽しいですね。

キャンパスを出ると、田んぼには黄色く実った稲や刈り取りが終ったハサ干しが見られ、まだまだ残暑が厳しいけれど、確実に秋の訪れを実感しました。用水路には、ガマの穂や数珠玉(昔はお手玉に入れたり、糸を通して首飾りにして遊びました。)も…。今日は、秋の風情を満喫しながらアート三昧の一日でした。
by keiyou-ai | 2005-09-20 01:29 | 鑑賞徒然