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日々の生活の中で、ふと聞こえる心のつぶやき日記


by keiyou-ai
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日経ホール

本日は内勤日。いろいろとやる事は山積みなんだけど、
ちょっと小休止。

先日の17日、日経ホールで開催された「米良美一15周年コンサート」
へ行ってきました。
ですが、午前中、次の日の資料準備をしていたら電車に乗り遅れてしまった…。
駅から直結と書いてあったので、何とか間に合うだろうとタカをくくっていたら、
何とさすが大手町。広すぎる〜!しかも、丸ノ内線からだと10分以上歩く…。
さらに、ビルへの入り口がよくわからない。
ふ〜、準備不足だったなあ。2曲目が終わった後にこっそりと入る。
ご、ごめんなさい。

気を取り直して,3曲目から聴く…。
曼珠沙華を聞き逃したのは、なんとも惜しい!!
この歌は、心をつかんで離さない…故郷の情景にかぶさる歌。
曼珠沙華の咲き乱れる風景は、遠い故郷の原風景なのです。
哀しい歌です。でも、惹かれる歌です。

「小さな空」これも聞き逃しましたが、小さい頃、親に叱られては、
心をふるわせて、見上げた夕空…。聴きたかったなあ。

メサイアより「彼は軽蔑され」
黒人霊歌「誰も知らないわたしの悩み」
同じく黒人霊歌「深い河」
賛美歌「輝く日を仰ぐとき」
「曼珠沙華」でBISの社長さんに見いだされ、
BCJでデビュー。そして、アシタカせっ記〜もののけ姫で
鮮烈なメジャーデビューされた歩みそのままの選曲でした。
懐かしいなあ。もう15年も経つんですね。
BCJのコンサートにも良く出かけてましたねえ。

後半は、日本歌曲のオンパレード
「月の砂漠」
「さっちゃん」
「たき火」
七つの子」
「花」ピアノ独奏
次代へ歌い継ぎたい歌だそうです。
ピアノ独奏の後は、意外にも60年台〜80年代の歌謡曲
「夜明けの歌」
「四季の歌」
「この広い野原いっぱい」
「寒い朝」
「見上げてごらん夜の星を」
「花(すべての人の心に花を)」

振り返ると、あの頃はじっくり歌を聴く余裕なんてなかったからなあ。
町中で自然に耳にした曲ばかりではありましたけど、
もう忘れてしまった時代の歌でした。あまり思い出したくない時代の…。
だから、ちょっと切なかったなあ。
でも、それは私だけの勝手な言い分でみんなに元気を出して欲しいと
思って選ばれた曲だったそうです。ごめんなさい。

いろんなコンサートや演劇を観に出かけていたこの15年間、
そこで何を見たのだろう…。今振り返ると、何か失ったものを
必死に埋める時間だったような気がします。
その傍らにいつも米良さんの歌がありました。宗教曲であったり、
懐かしい日本の歌であったり…。

音楽が大嫌いな子供時代、その為にほとんど音楽を聴かなかった時代、
そういう時期を経て、その空白の時間を埋めるようにむさぼるように
聴いていたのかもしれません。
でも、いろんな時代に流れていた曲もあったんだなあって
改めて気づかされました。

これからも、いろいろなものを血とされ肉とされ、米良さんが更に
豊かな表現力とともに活躍される事を心からお祈りしています。

私にとって、今は不思議な事にアート支援の現場にいて
音楽も美術も演劇も身近なものになっています。
この15年間の歩みを、私も糧として次へ向かいたいなあと
思った一日でした。

あと一ヶ月、いよいよ「SMFアートのわっ!」アート縁日の実施日が
近づいてきました。
次代をになう若い方達へ「アートへの熱い想い」を
引き継いでもらえるよう、老体にむち打ち頑張りま〜す!
by keiyou-ai | 2009-10-22 14:31 | 鑑賞徒然